いや、また怒ってたんじゃないですよ、燃えてるんです。燃えてるポジティブ発火。前回日本で出張に行った時も、自分のいるフロアで(うちの会社はひとフロアに300人ぐらいいるだだっぴろい設計)「私は燃えてるんです〜〜!」とかいって歩いて回っていたら、執行役員に「お前は発火しやすいからな〜」と冷やかされましたが、まだ燃え続けてます。
今思うと、私の周りは発火しやすい人だらけのような気がしますが、どうやらうちの会社にはあんまりそういうキャラがいないので、目立つ。私の友達じゃ「これやろうよ!いーねー!やろやろっ!」って中学後半からずっとそんな調子で生きて来たと思うんですけど会社にいると「しがらみが〜」とか日本の人は特に疲れてるよね。。海外から日本を訪ねると、特にそう思います。会社員、疲れてる!!そりゃそうだよね〜。欧米人以上にがむしゃらに働いて&飲んで(働いて)たら疲れるわー。癒される暇なし。
やっぱりそういう事を考えると、今自分は海外にいて、日本とのまさに架け橋てき機能をうまくできるポジションにあります。これって思っているようでなかなか簡単に行かない事で、色々な条件が揃わないといけないんだけど、今ってそれがなんかぴたっと来ている。
1、会社がグローバル化したいと思っている、ピンチを感じている(グローバル人材の欠乏)
2、組織がフラットで、地位のない私の話も聞いてもらえる
3、私のようなキャラが周りにいない&組織がかなりサイロ化している
この3つがうまく重なりあって、すごく自分が会社に貢献できることがはっきりしています。現在うちの会社はグローバルいかなきゃ、って強く思っており、これは他の企業でもたくさんそういうところあると思うんだけど。微妙にうちの会社は大きくて(6000人ぐらい)組織もかなりサイロ化、日本の市場は成熟してしまったけど、海外で手をうつ戦略も、うまくグローバル視野で練られない。
そう言う時に、海外拠点の私は何食わぬ顔して(若いというのもありますけど)ぐるぐると東京組織をかきまわすことができるのです。日本の偉い人は、色々考えていてやりたいことがあっても、自分では思うようにできない。例の「しがらみ」と、日本は首にはならないけど、普通偉い人の転職なんて普通ないしねぇ。そんなリスクとって仕事できないよね。その分私は、mobilityがあるので、首になったって次がある、ぐらいの感覚で思った事をやれる。そういうポジションを利用して結構自由にやっています。
昔にも何度か書いたんだけど、昔から日本の同僚に向けて毎日出していた「NY通信」ならぬものが功を奏して、ウェブサイトにもコーナー作ってもらえたし(ださすぎてまだみんなに教えられない)それの延長線上で、会社の海外ブランディングを考えることになった。(アメリカじゃ、マーケティングチームとかがっちりあるから考えられないけど、日本の広報はそんなスキルもないので。)
big pictureを描く事も大事だけど、好きな事をこつこつやってても、道って自然にできるもんだと思う最近です。
なんかこの1年でいろいろ自分がやりたいことをこつこつやっていたことが、面白い方向に向いたなと思う。別に「ブランディングやりたい!」とか思って始めた訳じゃないけど、気がついたら自分のやりたいプロジェクトがやれるようになっていたのは、本当幸せ。ブランディングって、海外から日本の産業を盛り上げたいと思っている私にとっては、素晴らしいプロジェクト。私の大好きな「アイデンティティ」ネタも絡んで来て、自分たちがどんな会社なのか考えて、更にそれを相手にコミュニケーションするという作業は考えるだけでわくわくします。
って、まだこのプロジェクトも始まったばかりなので、今年度は中頃ヒーヒーしてる可能性大ですが。こういう仕事の機会に巡り会えたのは、幸せな事です。