Thursday, June 17, 2010

アグレッシブとやるせなさ

日本の会社とNYから仕事していて、大変なことはたくさんあるし、楽しいこともたくさんあるけど。やっぱりいくらこの「こうしたい!」という熱い思いをNYから日本の会社に伝えようと思っても、すれ違うのです案の定。

現場は日本ですので、テンションも違うし、日々追われる業務を必死にこなす人たちを目の前に、西洋的な理想を掲げてアグレッシブに引っ張っても誰もついてこないし、後ろから押しすぎてもみんな苦しくなるし、伴走して一緒に走ることがせめてできるんです、っていうのが日本で普段とはちょっといつもと異なるプロジェクトやろうとするときのスピード。

日本とアメリカで連携しながらのプロジェクトやろうとしてるんだけど、もどかしいことも多いが、勝手にこっちの思いを押しつけても物事実現するわけじゃないので、難しい。現場の温度を直接見られないのは難しい。だから、結果的にいつも走ってるけど、これがバク走になってるわけです、ちゃんとモニターしないと。。

その勢いがプラスに出ることもあるけど(日本にいるとそういう勢いとか、、夢を描けるパワーなくなるくらい忙しいらしい)さ。反省しつつ、こんなスピードじゃ一生何もかわらないよっていう焦りと、なんでだ〜というもどかしさと。

判断とか決断できる人が少ないんですよね。クレイジーなことをやってみよう!っていうリスクをとれる人と。後は仕事に遊びを盛り込もうという楽しいことを考える人がいない。。(ていうか考えられる余裕がないくらいみなさん忙殺されてるのですかね)私の感覚からすると、いつも何も進まない。やりたいことがいろいろあったはずなのに、気がつくと解決されないまま流されている。こうしよう、って口頭では理解しあったはずなのに、実行に移されない。一つの判断に慎重になりすぎて、ものごとの勢いがなくなる。

など。
はぁ、、やるせないってこういう時に使うんですねぇ。
ま、めげずにがんばろー。能天気にできるのが、NY人材のいいところでもあります。(勝手な自負ですが。)

3 comments:

AKKO D said...

わかるわかる。
日本の社会にいると、型にはまった考え方しかできないというか、そうしなきゃいけない、っていう気持が脳裏に常にある感じがする。自分らしさを見失っちゃうよ。もちろん日本社会だっていい点あるし、才能ある人たくさんいる。
わたしらしさを日本社会で発揮するのは相当なことなんだろうなぁ。
私の子供には馬鹿でもいいから自分らしく生きて欲しいものだ。

AKKO D said...
This comment has been removed by the author.
saknak said...

Akko>そうだね、子供には自分らしく生きて欲しい!!日本の人の我慢具合はすごいわ。