Wednesday, October 15, 2008

シングルライフ その①〜ラズベリーの出会い


今日は仕事で帰りが8時頃。アメリカ人はきっちり5時とかに帰るので、8時なんてなるとビルはいつもがら〜んとしています。最近は日が沈むのも早くて、ついこのあいだまでは8時なんていったら、夕日を見ながら帰れたのに、今や真っ暗で今日はこわかったよ!暗い巨大な空っぽのビルを歩くことほど嫌なことはないです。


さて、昨日はSex and the Cityの映画を家で見てたかと思ったら、今日はプレジデンシャル・ディベートという激しいシングルライフを送っています。ブライアンがいないことをいいことに、昨日はSex and the Cityの映画をDVDで借りました。ちょっと心の中では馬鹿にしてたんですけど、意外に面白かった。。。!(笑)NYにいる女の人をよく描いているなぁと思いました、ちょっと少女漫画チック度高くて、「こんな男の人は世の中にいるのか!」と突っ込みたくなり、(金持ちのボーイフレンドが、一緒に長年の彼女と住む家を探していて彼女が気に入った高級スイートのコンドを、”いいよ、君の為なら!"」みたいな)イタリアの金持ちと仕事をしていたNYの友人に聞いたら(彼女は40歳、独身、まさにSex and the Cityに出てくるような女性で。)「たま〜にだけど、いるわよ!」と言ってて、そんな世界に行きたいと思いました。(笑)


ところで、そんな映画を見たもんで、今日は頭の中にスターダストと♪の残骸が脳みそに残ってた訳ですけど、残業の後に棚がガラガラのTrader Joes(スーパー)に買い物に行きました。ほんと、もうほとんど何も売ってなくて(棚には倉庫が火事で、申し訳ありませんが品切れですというポスターが一杯貼ってあった。アメリカ強し。)ラズベリーと、キッチンのスポンジと、牛乳と、といくつか必要なものを買ってレジへ。いつもは超行列のスーパーなので、すいていてハッピー。

私のレジはヒッピー系の優しそうなお兄さん。私と同い年くらい?Trader Joesはオーガニック系スーパーなので、ちょっとWest Coast系の若者がバイトをしているわけですよ。みんな親切で、愛想がいいのが売り。キャッシャーのところに言ったら"How are you?"みたいなビッグスマイル。NYの他のスーパーじゃありえない。ともかく、品物をスキャンして、私の買い物袋に品物をいれてくれ、支払いをしようとした瞬間に

「ガタゴロッ!」


と買い物袋が床へ落ちた。


お兄さん、「I'm sorry!」
Sex and the Cityの余韻が残っている私、「It's ok, don't worry!」(笑顔)

2人とも買い物袋を拾おうとして、鞄の中にラズベリーが散乱している事に気がつく。


お兄さん:「Oh no! It's ok, I will get replacement!」
余裕をかます私:「That's ok, it's just in my bag」
お兄さん:「No No No!」
私の心の中:(あら、意外に優しいじゃない)


2人で袋の中のラズベリーを一緒にかき集める。(←少女漫画みたい、あっ、手を触っちゃった!みたいな、漫画だったら)お兄さんの方が手際がいいので、ラズベリー集めは譲る。お兄さん、申し訳なさそう。

別に新しいラズベリーくれなくてもいいから、と言ったのにお兄ちゃん他のスタッフに「新しいラズベリー一丁!」と頼む。他の人がとってきてくれたんだけど、

お兄ちゃん:「あっ、もしかして買ったやつってオーガニックだった?」
私:(オーガニックじゃなくても全然いいけど)「あ、そうだったかしら?レシート見る?」

とかなんとかいって、お兄さんにレシートを見てもらうと、どうやら買ったやつはオーガニックだったらしい。お兄さんそれみた瞬間に「待ってて!!!」と猛ダッシュ。


その間の私「あー、彼氏がいなかったら、これはいい出会い方だな。」などと計算高く、頭の中でシングルの友達を思い浮かべる。
そんな妄想をしているうちに、お兄さんダッシュで戻ってくる。手の中にラズベリーのパック2つ。


お兄ちゃん:「オ、オーガニックのラズベリー、君が買ったやつが最後のだったみたい、だから普通のだけど、2個持って行っていいよ。はい!」(あ、ごめん別にどもってなかったかも。演出)
私:「え、でも・・・」(かわいこぶってみた)
お兄ちゃん:「いいから、持ってって!」

と私にラズベリーを2パック持たせてくれたのでした。
現金な私はもちろん、(やった〜〜〜!ラズベリーふたぱっくーーーーー!!)と心の中ではガッツポーズだったわけですが、あ、私の心の中を描くと全然ロマンチックじゃないけど。(笑)こういう出会い方もありよね〜!なんて、シングルライフの私は妄想を膨らましていたのでした。ちゃんちゃん。 

(ちくるなよ、友達)

3 comments:

AKKO D said...

はは。ドキドキだね。ラズベリーにかけて、「甘酸っぱい君との出会い」なんてどうでしょ。
こっちの人はフレンドリーすぎで、常に話かけられるんだけど、それはそれで、面倒。ほら、私シャイだからさ。

saknak said...

akko>ごめん、いきなり日本語読めなくなった最後の方。オージーフレンドリーそうだなぁ。想像できる。。笑

Anonymous said...

なんか、シングルライフ、エンジョイしてるねー!

一人の時って、ゆっくり考える時間があるよね?余裕というか。だから、普段見逃していたであろう、こういうちょっとした事でも、ドラマチックになるというか!