はっとする瞬間

時々、取材をしていてハッとする瞬間がある。昨日のロケハンで久しぶりにその「ハッ」な瞬間が訪れ「あぁ、これだ。」と体と心が思い出した。ハッとする瞬間って、映画を見て感動するのよりも少し鋭くて、どちらかというと生きるエネルギーを直に感じて、自分もインスピレーションを受ける場合が多い。

昨日のロケハンは、ハーレムにあるダンススクールで、とある少年を訪れるために行ってきたんだけど、そのダンススクールが思っていたよりも大きくて、男女問わず、年齢問わず、国籍問わずの大きなダンスグループ。クラスルームに入る前は、訪れたことのない雰囲気でちょっぴりどきどきしたんだけど、クラスに入った瞬間に、「ここに座ってて！」とみんなのまん前に椅子を差し出され、すごすごと座り、ダンスの練習を見ること２０分。

エネルギッシュに踊る若い子達。中にはパジャマとか着てる子もいて、最初は「大丈夫かなぁ？」なんて思ってたんだけど、一人一人みんな熱心に踊る踊る、踊る。２時から６時までという長い練習にも飽きず、楽しそうに学んでいました。

みんなやりたいことを全身でやってるという感じ、自然にできあがった学校というかんじで、みんな自主的！コーチも３人の子供がいるお母さんなのにエネルギッシュでフレンドリー！もともと大変な人生を送ったというお母さんが、ダンスの情熱がいつも人生を支えてきた、そんな背景から生まれたノンプロフィット団体でもあるので、ダンスへの情熱が、本当伝わってきました。

ダンスという表現方法も直接的、っていうのもあるかもしれないですが、やっぱり一生懸命な人のエネルギーに触れると、リフレッシュされる！と、シャキッとした日曜日でした。