Thursday, January 17, 2008

避妊手術の話






前回の続きでニコの避妊手術話。
結局、ニコをもらったシェルター、Center for Animal Care & Controlの書類に、ニコは最初から虚勢されている、と書かれていたのでそこに戻ってタダで手術してもらうことに。あたりまえなんだけど、一回失敗してるところに持って帰るのは気が引け、他の獣医にも電話したりしたんだが、又巨額の獣医費はもう払えないので、シェルターにやってもらうことにした。

ニコをもらったのは、セントラルパークのアダプションフェアだったので、今回そこのシェルターに行くのは初めてだったんだけど、朝8時のはや〜いアポイントメントへ行くとなんだかそこは一見牢屋のような雰囲気。朝でまだロビーの電気もついてなく、部屋の奥からは犬の悲しそうな鳴き声が。。しばらく待たされて、獣医さん登場。「もう一度虚勢するってどういうこと!?私たち前回すべて摘出したと思ったんだけど」という獣医さんに、今までの経緯を説明。「とりあえず、残ってそうなものを探してみるわ!」という不安な返答を最後に、シェルターを後にした。ニコは何も知らずにとことこと獣医さんについていった・・・





夜ニコをピックアップしに戻ってくると、なんとロビーは朝と一変、人でごった返し、猫や犬をもらいにきているひとでいっぱい。電気もついてちょっと朝よりまし。明らかに天パッてるオフィスで、「ニコを引き取りに来たんですけど、、」と待たされること30分。もう一度聞きに行くと「あ、忘れてた!」だって。ずさんなアメリカ。

しばらくして呼ばれて中に行くと、中にはずら〜っとケージがならび、犬が収容されている。通りかかるとみんな一斉にこっちをみるわけ。ピットブルのような大きい犬がたくさんいて、胸が痛くなります。しばらくすると、お腹の毛を剃られたにこちゃんが出てきました。麻酔が効いているようで、目も足取りもとろとろ。無事帰りの車では吐かずに帰ってきました。(何度か吐きそうになってて焦った。)


シェルターを出たときに、男の子が4人乗った車が私たちの前で止まって、「ここ、犬捨て場?」(Is it drop off center?) と車の中から聞いてくるので、シェルターだよ。って答えたら、車からシェパードのような犬を連れて入って行ったんだけど :(こういう風に毎日何頭も犬や猫が捨てられているのだなと、悲しかったです。

ちなみに今回新たに分かったことで、今までニコがシェルターに来た経緯が分からなかったのですが、ニコはブロンクスのフェンスに繋がれているところを保護されたそう。ブロンクス出身とは!!

手術から2日経過、随分元気になってきました。



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