Monday, December 18, 2006

プロテスト





最近、結婚式を翌日に控えた黒人花婿が、アンダーカバーの警察官に50発打たれて死亡するという事件がニューヨークであった。被害者は無抵抗、無防備であったために、50発という数は波紋を及び、日曜日には約4万人がPOLICE IS GULITY等という看板をかかげ、マンハッタンをデモ。たくさんの警察に囲まれながら、警察の権力乱用や正義を訴える人たちで溢れるメインストリートは、本当にニューヨークらしい光景だった。" HOW MANY IS TOO MANY?" "THIS IS TOO MANY!"などとかけ声をかけながら道を行進して行くアメリカ人。警察による差別だと書かれた看板を持つ人たち、多くの黒人参加者にはやはりアメリカの人種による摩擦、劣等感、コンプレックスが過去のものではないことをリアルに感じた。

日本のいじめ報道を見ていると、うんざりする。大分長い間やっているが、未だにはじまったことではない。私も小学校のときにいじめられた経験があるし、いじめられた人もたくさん見てきた。もちろん現在報道している人も経験があるだろう。なにをよってたかって同じことを、対策をとか、見識者が偉そうなことを言っても、全く説得力がない。どんなに新聞やテレビが叫んだって、事は現場で起こっている訳なんだから、そばにいる大人が行動を起こして、友達が何かがおかしいと気がついて、正義を訴えられる環境がつくれなければ、何もならないだろう。

日本の社会には間違った事を素直に指摘できる環境がないから、いじめだってなくなるわけがない。連日続く日本のマスコミのいじめ報道には、うすっぺらさと無力さを感じる。マスコミがはやしたてるまで動けない組織と個人、もっと近くにいるはずの家族や先生がどうにもしてあげられないっていうのは、狂った力関係の証拠だ。

アメリカ人は、怒ったらだまらないし、溜めないし、戸惑わない。迷わず自分の事を主張して、相手に理解してもらおうとする。もちろんそれが悪い事もあるけれど。「いじめ」とか人としてこころを壊されるようなことに黙っている方がこの場合はおかしいのだ。心が傷ついて死ぬことしか解決がないなんて、日本らしいけど、そういう子供が増えているのは悲しい。人生を生ききれずに死を選ぶ子供がいるなんて、とんでもなく病んだ国だ。

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