私たちの世代は特に、日本でも、海外でも、自分の文化と違う文化で育った人たちと出会ったり、仕事をしたりする経験は多いのじゃないでしょうか。私の親友にも、日本の商事で中国人がクライアントにいたり、世界中を機内通訳して回っている子もいれば、最近カンボジアに仕事に行っちゃった人、聞くだけでもグローバルですが。
何度もいいますけど、「グローバル」っていうのは。
勘違いしている人多いですが(というか経験しないと分かんない事もたくさんあると思うけど)別に、外見が日本人じゃない人と交流するっていうのがグローバルではありません。ミクロなことをいえば、日本人同士のレベルでも、全く性格の違う人とか、生まれ育ちの違う人と交流することも、Cross Cultural Communicationだと思います。同じようなこと。その基本をこなせれば世界にも羽ばたける!!(勢いで。)
そう思えばちょっと心も楽になりますが。グローバルってきくとなんかスケールでかく聞こえるからね。anyway.中国人の彼女は、オフィスのダイナミックをがらっと変えました。(って思っているのは私だけかもしれませんが)
①公用語が英語に(これは、パワーの構図が変わります。言語の壁です。)
②日本人の常識が日本企業で通じない(言語の壁を越えて、リーダーシップを発揮できる日本 人の方はあまりいません)
③日本人が、海外の人に議論を言い返せない
私の現在のチームの構成は、
- 日本人の駐在員2名 中年男性 海外在住経験なし
- 日本人と思いたくない、英語しか喋らず、アメリカ人と思い込んでいる男性同僚、海外経験非常に豊富 1名
- アメリカ人と日本人のハーフの私くらいの女性 1名
- 中国の大学を出て、IVY LEAGUEの大学院を卒業したアメリカきたての日本語を喋れない中国人女性(私より年下)1名
- 日本とアメリカの経験ちょうど半分くらいの わ・た・し
と、こんな小さいチームですが、皆様バックグラウンドばらばら。海外在住経験のない駐在の方ですが、とても優秀な人たちで、仕事はいつも英語だったので、読み書きには困らないですし、日常生活くらいは余裕です。が、カルチャーのベースはやっぱり日本。「働き方」「意見のいい方」「マナー」「アイディアの出し方」「休みの取り方」「注意の仕方」などなどway of doing things! と書き出せば細かすぎますけども。
価値観も違うし。「良い」と思っているスタンダードが違う。
だからほんとう、アメリカと日本の真ん中で見ている私にとっては、イタイタしいやりとりが日々あります。上司が、中国人の女の子にものを頼めば "I think it's waste of time!"とはっきり返ってくるような光景は、なかなか日本人同士では見られないです。
中国人の人と働いて思うのは、同じアジアでも、「全く」違うということです。アジアだからといって同胞意識を持つのは危険だと思いました。(仕事をする上で、ね。)間違った認識です。どこのアジアをみても、こんなにアグレッシブじゃないのは日本人くらいでしょうか。。この謙虚さと真面目で経済大国に這い上がったのは、すごいことです。「態度で示した!」みたいなね。
でもこれから、周りの国と「一緒」にやってく中で、日本人が一番学ばなければいけないのは、日本の美徳を守りつつ、諸外国に負けない自信と、アグレッシブさ、PRのうまさを持つ事だと、小さなCross Cultural Officeで考えるのでした。
2 comments:
その通りだよねー、ほんと。
マルチだかクロスだか、異文化体験てほんと向き不向きがあるというか、ひとつ「正しい」ってことがないからもどかしいね。
日本人の謙虚さと曖昧さはいいときはいいけどね、やっぱり意見を持って述べることは覚えてかないといかんよねー。昨日シンガポール育ちの台湾人と、アジア好きなオーストラリア人と3人で、ちょうどそんな話をしてたよん。日本もシンガポール/台湾も、学生がargueすることを学ばないって。
母国語だとニュアンスとかわかるんだけどね。訳すことで学んだ言語はどうしてもとんがるというか、まあもとの言語が直接的だったら余計だけど。。健闘を祈ります。笑
aiko>あいこのコメントで思い出した!私の上司は、とても優しいのに英語しゃべると、言葉足らずでとっても冷たい印象になってしまうのよね、、はぁ、クロスカルチャー、課題山積み!!
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