Wednesday, July 29, 2009

お茶汲み、指導ですか。

朝、ウォール・ストリート・ジャーナル読んでたら、このニュースの出だしで卒倒しそうになった。

Nomura Stumbles in New Global Push
(7/29 WSJ)
TOKYO -- Japanese brokerage firm Nomura Holdings Inc. kicked off a training session for new hires in April by separating the men and women. The women, including Harvard graduates hired by Lehman Brothers before it collapsed, were taught how to wear their hair, serve tea and choose their wardrobes according to the season, say executives who fielded a complaint about the session.

続きを読みたい人はこちら:
http://online.wsj.com/article/SB124882265902988289.html


野村の業績が良かったからか。ダウジョーンズからの嫌がらせ?それにしても。髪型指導、お茶汲み指導、身だしなみ指導・・・。カルチャーショックすぎる!!まだそんなことやってるわけ、グローバル企業が。確かに、地域密着型、日本のリテールお客様向け指導だとしてもですよ。お茶汲み指導は男もやってんのかーーー!と、朝から叫びそうになりました。

髪型とか、制服はねえ・・まだなんかこう「これが日本のお客様に受け入れてもらいやすい、方法です。」という前提が説明されたりなら分かるけど。たぶん何も疑問を持たずに、ハーバード卒に「スカートは膝上、髪の毛は染めないで、まとめ髪で」とか上の人は指導してたんだろうな・・。この「何も疑問を持たないで」というところが、いけてないんだよ。別に髪型そろえようが、服の指導しようが、会社の勝手だ。お茶汲み指導は、社員全員に教えるならよし。(誰が女の仕事って決めた。)

この記事も実情をそんなに知らない人が、面白半分に東京の特派員が書いて、日本のカルチャーはまだこんなんだ、と小バカにして書いたのを、編集長が面白がって採用したんだろうけど。(記事の内容は、あんま為にならない)それにしても恥ずかしいわ。こんな風に書かれてしまう隙がありありなのが、日本人として恥ずかしい。

がんばれ日本!!!

別に悪気がなくても。それが日本流でも。グローバルの舞台で言い訳は通用しないのだ。中国やアメリカと一線でやっていくのならば、日本人は時には謙遜を美徳としている場合ではないし、時には形式ではなくて結果にこだわらなくてはならない。時には自分の「やり方」をあきらめて、外にアピールが通用するようなやり方で、色々なぎ倒していかなくてはいけないことだってあるのだ。・・。グローバルで日本文化の「美」という価値を守れということほどチャレンジングなことはないのかもしれないけど。「美」を通訳できなかったら、誰もその価値を理解してはもらえない。

2 comments:

maimai said...

うちも海外相手にしてる輸入商社だけどさ、
社長が昭和初期とバブル引きずってる人間だからか、
お茶くみは女性以外禁止、ましてや電話に出るのもすべて女性(男性はどーしてものときしか出ない)、朝の鍵開け当番は女性のみ、宅急便とか来客の応対は女性・・・あげてったらキリないよ。
すげぇ、男尊女卑はびこってるもん。

そんなもんだよ。

慣れって怖いよね。最初、あたしもはぁぁ???とか思ってたけど、人間何年も同じ会社にいると慣れるんだよね。
この会社の中であたしは異端児らしいから、反対に尽くす女性は重宝されてるよ。仕事できなくても。

変な社会だよ、うちだけかもしれないけどね。

saknak said...

maimai>まじで!!!まいまい文句言わないの??慣れるのは、わかるっ!!笑 日本のやりかたがあるのは、分かる。でも本当、日本だけならいいけどね。これからそのやり方だったら絶対に痛い目に遭うのは日本なのです。日本のやり方がいい、悪いとかじゃなくて。 と思ってしまうな。でも私もそんな会社に日本にいたら何も言えないんだろうなあぁ、と思うと偉そうなことを言えるのも、このブログぐらい!?