Thursday, October 15, 2009

経済の威力

経済が良い時は、みんな自分のことばかり考えて、「将来どんな仕事をしたい」とか「将来何になりたい」とかわりと楽観的に考えられた。それはとても幸せなことだったんだと、金融危機を経て一番思う。金融危機の間は、嫌でも仕事をなくした人はたくさんいたし、嫌でも前のお給料の3分の1で全然専門分野とは違う仕事をしなくてはいけない人もいたし、夢とか、やりたいことなんて、どこへやらという状況だ。

今日もカリフォルニア州の雇用率が悪いままというニュースが出ていたけど。(ちなみに現在アメリカの失業率は10%に近い)ハリウッドやシリコンバレーを夢見てカリフォルニアへ行った人も、いまや状況は全く違う。夢を見られるって言うのは贅沢だと思うと、経済の力ってすごいと実感する。(夢なんていつでも見られるってポジティブにも言えるけど、やっぱり明日のご飯と屋根がない中で、夢を見るか、仕事を選ぶかって言われる究極な状況に置かれると、やはり考えてしまうものです)経済の状況一つで、夢が見られなかったり、転職だってありえなくなったり、家族が崩壊したり、自分自身に自信をなくしたり、そういうことが数人におこるのではなく、全体的に起こるっていうのは恐ろしいことであり、社会が変わっていくっていうことだなと思う。

ウォールストリートもまた利益を上げ始めているが、いまや世間の目は冷たく。米国の金稼ぎの価値観は簡単に揺るがずとも、しばらくは議論が続いていくことでしょう。これでいいのかと。(少なくともアメリカ人はそれが偉い、間違えてると思ったら納得がいくまで議論する)ドルもこのまま弱くなっていくとかよく言われるようになっているけど、今後「夢の米国」がどうなっていくのか、本当みものだと思います。そんな簡単に米国の権威が堕落することはなさそうだけど(その前に世界大戦になるわ)他の国がこんなに多様な世の中をリードしてけるのかって言われても、ちょっと不安なわけで。(まず日本なんて無理でしょ。)歴史の教科書にのるような節目に生きていると思います。

2 comments:

Anonymous said...

さくらちゃん!おめでとう!!本当に続けるといいことあるね♪応援しています。

経済の力・・・NYにいるととても感じるけど世界的に蔓延しているのは事実。最低限の生活を守るって本当に大切。こうやって皆、地に足がついていくんだろうね。

家もいろいろ動きがあるよ。その時、その時、できることをMaxやっておくと、その積み重ねが評価される時が来るんだよね。

また、ランチしましょう^^

Chiyo

saknak said...

Chiyo>ありがとう!!本当ランチいきましょ〜〜!!来週ボスも出張だし、連絡しまーす。